介護が終わるその日まで

たまには愚痴を溢さずに1日を送りたい

私は三人姉弟の長女で下に二人の弟がいる

現在一番下の弟が母親と暮らしている

 

私は母親が苦手

子供の頃から娘というより同性の味方として寄りかかられていたと感じてきた

 

自分とは正反対と思ってきたが

同族嫌悪なのかもしれない

 

すぐに責任転嫁する思考や、被害妄想気味なのは似ていると認めざるをえない

親の嫌な面だと思っているのに

似ているなら直せばいいのに

いまだにそれが出来ない自分が好きではない

 

母親とはここ10年近く話をしていない

話すこともないのだけれど

 

 

現在義母の介護の日々を送る中で

弟に母親を任せきりにしていることが急に気になり出した

相手が誰であれ構ってほしい面倒くさい人を押し付けてきたが実子には親を看る義務がある

どんなに合わない親でも姉弟のひとりに負担させていいわけがない

 

実際遠距離のため出来ることは限られるが

見て見ぬふりは無責任だと思うようになった

 

弟から連絡が入る時は金銭絡みだったため

距離を置いてきたけれど

思い立って今の気持ちを伝えたら

 

自分も出来ることしかやっていないから気にしないでくれ

自分を労ってください

 

と返事をくれた

 

弟は優しい

昔から思ってきたけど

三人の中でいちばん我慢を強いられてきたはずなのに

家族の誰にでも優しくできる人間

 

不甲斐ないところもあるけれど

彼の優しさには頭が下がる

 

 

 

介護の日々はひたすら自分を消耗していると感じるけれど

こうなって気付かされることもたくさんある

この日々は無意味ではないのだと思う

たぶん

きっと