在宅介護の覚悟とは
どんなに理不尽な場面でも
文句ひとつ言わず
被介護者が穏やかに過ごせることを優先し
自分をひたすら消耗するということなの?
大袈裟な訴えや
確保した時間内の呼び出し
緊急なのではないかと慌てて駆けつけて
緊急だったことなどない
呼び出しボタンを押せば
文句は言われるかもしれないが
すぐ来る都合のいい相手だと思っている
タダ働きの住込みの家政婦がいるとでも思っている
入院すれば在宅の有り難みがわかるでしょうと看護師さんは言ったけれど
病院は不自由だと思っただけで
在宅の環境に感謝を感じて帰ってきたわけではない
家のほうが我が儘を振りかざしても
専属の召使いがなんでもやってくれるから
都合がいいに決まっている
ありがとうも感謝しているの言葉も
私の耳には白々しく聞こえる